her 世界でひとつの彼女みました。

公開日2014/6/28
鑑賞日2021/11/18

満足度★★★★☆

どうもヤマシンです。最近映画をオススメする行為を以前ほどしなくなって、気の知れた人だったらいいんですが、そうじゃない人にオススメするとなんか自分はネズミ講にでも勧誘してるのかと思ってしまうほど罪悪感があって、自分の好きなものが相手に合う可能性はめちゃくちゃ少ないですし、もし合うのであれば今頃LINEの友達10万人くらいいるわけで、結局は自分の見たいものを見る、それ以上でも以下でもないと思うようになったんですね。オススメされたら見ないといけない!という義務感が生まれてしまうともう楽しめなくもなっちゃいますし、オススメしようと思って語り出すとガチガチになって「これ面白いねん、フォ〜!!」とか言えなくなる。不特定多数の人に向けて「これがオススメです!」とか誰かが言っているのを目撃すると、お前は聖徳太子かと思っちゃうんですね。僕が昔しまくっていたことなんですがね笑。だから僕はブサイクだろうが汚かろうが卵を投げつけられようが自分の本音をつづることだけにフォーカスして、それをいいことに下ネタとかも包み隠さず書いていく系でいこうと腹を括ったのですが、結局最後に「面白いのでぜひ!」的なこと言ってるんですね。書いてる最中に忘れてるんですね。ノイローゼ気味ですね。そんな中でも好きな友人がオススメしてくれた映画は信用できるわけで、それが『her 世界でひとつの彼女』で、7年越しにみました。

人工知能AIに恋してしまう男のお話で、イヤホンから流れてくるロボットの女性の声で超興奮して、そういうことが普通になっている近未来的な世界。この作品をみて、男子が「色キレイだったね〜」とか「ホアキンフェニックスかっこよかったね〜」とか言ってたら僕は疑います。その男子はたぶん女子か、まだ思春期を迎えてないか、仙人かのどれかです。これはエロが錯乱してバーストしている映画です。友人がこの作品を僕にオススメしてくれたということは、僕がエロ界隈の人間だと認識してくれてたのでしょう。スーパーひとしくん人形を差し上げます。女性AIの声をスカーレットヨハンソンがしているのですが、ルーシー(『LUCY』(2014)より)だと想像するとたまらなくて、ブラックウィドウでも良いのですが、エロが作品の垣根を超えてくるんですね。Tシャツジーパン姿で、もしくはピチピチのブラックスーツで耳元で囁かれていると想像すると「フォ〜!」なわけで、今作の主人公セオドアも映画の中で「フォ〜!」となっているので、結果僕はまんまと主人公への感情移入を許しているわけです。そもそもAIと恋愛なんて小学生が作った漫画じゃあるまいし、とか思ってたわけですが、振り返るとBluetoothイヤホンの「power off」の声に興奮していたり、電子辞書の発音機能に興奮していたり(韓国語のケンチャナヨをリピートしていた)してますので全然僕にとっては他人事じゃなかったんですね。近い将来同じような女性AIが現実になったら間違いなく食費を削って課金するんだと思います。これは僕のための映画なのかもしれません。

主人公セオドアは女性AIと人間の女性の間で揺れ動かされるのですが、「やっぱりなんだかんた言って人間の女性っしょ!!」的な、誰でも想像ができて作り手のエゴをゴリ押しされるような感じもなくていい感じなんですね。歳を重ねていくごとに「俺ってさ〜こう思うんだよね〜」みたいなこと言ってる人みると「帰り道事故れ!!」と思うんですが、映画の感想こそ「俺ってこう思うんだよね〜」の代表のような気がするので帰り道事故らないよう徐行して移動したいと思います。

とにかく奥ゆかしいエロを堪能できるのですが、感じるものはポルノ動画が比にならないほど多かったです。強いて難点をあげるなら、見る場所やタイミングを間違えると僕みたいにイヤホンから喘ぎ声が漏れてしまってないか気が気でなくなることくらいでしょうか。この映画を作った方々に敬意を払いながら日常に戻りたいと思います。面白いのでぜひ!

 

以上、現場からの報告でした!👩‍🚀

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