『真夏の夜の夢』(1999)

公開日2000/4/1
鑑賞日2021/11/25
満足度★★★★★★★★☆☆(8/10)

恋に悩む男女と妖精たちのやりとりを描いたファンタジー映画。
シェイクスピアの古典喜劇が原作であることでも有名だ。

19世紀初頭のイタリアが舞台という設定で、夢について真っ向から描く。
見終われば夢と現実の判断がつかずにラリってしまう、名誉十段のファンタジー映画だ。

親の反対や恋敵によってうまくいかない恋愛が、妖精たちによって進展していく。
妖精たちの中にはおバカな妖精もいて、ドジっぷりもあっけらかんとしている。
中にはブルース・ウィリス状ハゲの妖精もいて、ドジが痛々しく見えない様子は、全国のハゲ隠しに疲弊している方々にとって何かしらの救いの手になると思う。

主要人物二組の男女の見た目がとても古典映えするところは感激だ。
ユニクロのスキニーくらい古典にジャストフィットしていた。
改めて、映画を語る上で主人公がとても重要であることを実感した。

中でも女性のハーミア(アンナ・フリエル)は1億万点である!
SNSでバズるべき、いや、みんなのハーミアになってほしくないのでバズらない方がいいかもしれない。
ナイスボディというやつだ!
エストが引き締まってておっぱいがとんがっててお尻が上の方についてる、米倉涼子的女性がイメージされがちだが、ハーミアこそが男にとっての真のナイスボディではないか。
そういうデモ活動があればいつでも参加するぞ!

全裸の男性がハーミアに近づき、彼女の胸を揉みながら言うセリフ「誤解しないでくれ、下心はないんだ。」には頭がおかしいのかと思った。
「下心ないのに胸をなんで揉むのですか!だったら下心がある私に揉ませた方がマシじゃないですか!?」とシェイクスピア風に言いたい。
そんなハーミアが泥んこキャットファイトをしだす映画なのだから、自販機でお釣りが止まらなくなったときみたいに嬉しかった。

男性側だって劣っていない。
説明不要、後にバッドマンシリーズのブルース・ウェインを務め上げることとなるクリスチャンベールと、出演するだけで童貞を卒業できると噂の「300」の悪政治家を演じることとなるドミニク・ウェストの二大男柱だ。
僕が女性だったらどちらも選べずハーフアンドハーフを神様に願うだろう。

彼らを軸とする話なのだから、よくないわけがなく、最後まで目が離せないファンタジーだった。

そして自分はハーミアと夢で出会えるよう、枕の下にハーミアの似顔絵を描いて寝ようと思うのである。

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